ゴルフの全米女子アマチュア選手権を日本勢では37年ぶりに制した馬場咲希(17)が今年のこれまでの戦績について、「目標から考えたら100点満点」と合格点をつけた。

7日、出身地の東京・日野市民スポーツ栄誉賞を受賞し、同市庁内で行われた表彰式に出席した。

5月のブリヂストン・レディースでベストアマ、6月の全米女子オープンで予選通過。出場した国内外のツアーでも結果を残している。「自分が目標にしていたのは、プロの試合に出場することだった。今日までの試合の結果はすごくいいと思う。いい経験ができた」と振り返った。

また、今後について「来年の日本のプロテストを受ける予定」とした上で「日本のプロテストに合格してから、海外に行きたいと思っている」と、具体的に語った。

全米女子アマV後、国内で最初の試合になるのが住友生命レディース東海クラシック(16~18日、愛知・新南愛知CC)。「今は、すごく絶好調というわけではないが、全米女子アマのように強気のゴルフをしたい。たくさんバーディーを取るため、ピンを狙っていこうと思っています」。

この日はジャケットの下に、全米女子アマ優勝時と同じポロシャツを着用。「これはいただいたものですが、お気に入り。全米女子アマでも2日くらい着ていました。来週も着るつもりです」。“勝負服”で臨む。

目標、理想とする選手を聞かれると、米ツアーで活躍する畑岡奈紗を挙げた。「まず(日本の)プロの試合で優勝して、そこから米ツアーに行って、海外でも活躍されている。ああいうふうになりたい」と話した。

素顔もちらりとのぞかせた。友人には「馬場ちゃん」と呼ばれることが多いという。日野市からぶどうを贈られると「ぶどうが一番好き。今日食べたい」と笑顔を見せた。【近藤由美子】