国内男子ゴルフツアーのパナソニックオープンは22日、兵庫・小野東洋GC(7113ヤード、パー72)で開幕する。

前週のANAオープンで約3年4カ月ぶりのツアー2勝目を飾った大槻智春(32=真清創設)は21日、プロアマ戦に出場した。

初優勝から6度の2位を経て勝った。「ずっと勝てず、ようやく2勝目ができた。その安心感はありますけど、3勝目を考えたら、すぐかもしれないし、時間がかかるかもしれないし…」と手放しで喜ぶことはなかった。

知人、関係者からの祝福メッセージが数百を超えた。優勝直後に見た携帯でLINEだけで200以上あった。「ゾッとしました」と笑って「メッセージが“おめでとう”とかだけでなく“感動した”という感じが多くて。そこはあのセカンドショットの影響でしょうね」。プレーオフのパー4で、石川遼を相手に第2打を放り込むイーグルで激勝した。そこにフューチャーして笑顔で自己分析したものの、どこまでも冷静さを失わない。

2週連続優勝のかかる今大会も「また最終日をいい位置で迎えられたら」。終始控えめだった。