8月の全米女子アマ選手権で日本人37年ぶり2人目の優勝を飾り、前週の日本女子オープンは11位でローアマに輝いた馬場咲希(17=代々木高2年)は、2日間通算2アンダー、142で、男女、成年、少年を通じて東京都のゴルフ競技団体戦初優勝に貢献した。馬場は個人は4位ながら、東京都女子代表の3人の中では最も好スコアで回った。東京都は茶木詩央が個人6位の143、上田澪空(みく、ともに17=共立女子第二高2年)が145と、総合力の高さで3人合計430。第1日で首位だった茨城県を逆転し、2位に退けた。茨城県は3人合計436で6打差をつけた。個人戦優勝は福岡県の左奈々で通算8アンダー、136。2位の飯島早織(茨城県)に3打差をつけた。

馬場は第1日を終えて、個人戦では首位とは4打差の3位につけていた。この日は雨と寒さの中、3バーディー、3ボギーの72でまとめた。前半はインコースから出て、12番パー3でボギーが先行したが、13番パー5でバウンスバックに成功した。残り26ヤードから、第3打のアプローチを1メートルにつけて伸ばした。15番パー4では、8メートルの長いパットを沈めて2つ目のバーディー。1つ伸ばして折り返した。

雨と寒さが厳しさを増した後半は苦戦した。1番パー5、5番パー4でボギーを重ねた。一時はボギーが先行したが、8番パー5で3つ目のバーディー。残り76ヤードからの第3打を1メートル足らずにピタリとつけて伸ばし、この日イーブンパーにまとめた。

団体優勝が決まると、馬場は「同級生の3人で優勝できて、うれしすぎです。今日は私もアンダーで回りたかったけどできなかったので、また国体に出られる機会があれば頑張りたい」と、笑顔で話した。