単独首位で出た小祝さくら(24=ニトリ)が逃げ切りで今季2勝目、ツアー通算8勝目を飾った。単独首位から出て、2バーディー、ノーボギーの70で回り、通算12アンダー、204。安定したプレーで菅沼菜々らを振り切った。5月のリゾートトラスト・レディース以来、約5カ月ぶりのVとなった。

前半はイーブンパーとスコアを伸ばせず、我慢のゴルフが続いた。前半を終えた時点で、西郷真央に1打差の2位と後退。一時は首位に5人が並び、3打差以内に10人がひしめく大混戦で後半に突入した。

小祝は後半最初の10番パー3でこの日初バーディー。トップの西郷に並んだ。その後、一時4人が首位に並んだが、17番パー4。小祝が約5メートルのバーディーパットを沈めて、ようやく一歩抜け出した。

第1、2Rは連日のサスペンデッドに。第2Rはギリギリホールアウトした。第2Rを何とか終えるため、「後半は途中からほとんど走っていた。無事に上がれて良かった」とホッとした表情を見せていた。最終日に向けては「ベストを尽くしてプレーすることだけに集中したい」と淡々と意気込んでいた。