前週の日本オープンで優勝したアマチュアの蝉川泰果(21=東北福祉大)と激闘を演じ2位に入った賞金ランク首位の比嘉一貴(27=フリー)が、ボギーなしの5バーディーの65で回って、首位と6打差の14位に浮上した。

出だしの1番パー4で第2打をピン2メートルに寄せてバーディー発進すると、3番、8番と3つのバーディーで前半を折り返す。後半も終盤の16番、17番と連続バーディーで順位を上げた。

「調子はいまいち。今日もティーショットは良くなかったが、セカンドで初日、2日に比べたらチャンスについて、それがうまく決められた」と表情はさえない。それでも、賞金争いは終盤戦で「最低でも1勝、できれば2勝したい。それぐらいの気持ちはある」という。そんな中、復活した今大会には思い入れが強い。「ボクは沖縄のPGMのメンバーで、ジュニア時代には助成金を受けてプロになってきた。そういうトーナメントで優勝して恩返しができれば」と思いを語った。

終了時点で5打差だった首位との差で「5打差以内ならチャンスはある」と話していたが、その差は1つ開いて6打差になった。最終日に向け「今日みたいに、明日もいいスタートを切れれば、7~8アンダーを出せるチャンスはある。残り試合に向けてもドライバーを安定させて、明日はもっと自信を持ってできれば」と前向きに話していた。

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