国内男子ツアーを統括する、日本ゴルフツアー機構(JGTO)は31日、日本オープン選手権で95年ぶりのアマチュア優勝を飾った蝉川泰果(せみかわ・たいが、21=東北福祉大4年)が、同日付でプロ転向を宣言し、ツアーメンバー登録したと発表した。これにより、日本オープン選手権優勝で得た資格で、27年までの国内男子ツアーへの出場資格が発生した。早速、11月3日開幕のマイナビABCチャンピオンシップ(日刊スポーツ後援、兵庫・ABCGC)で、プロデビューする。

ツアーメンバー入りを受けて、JGTOは青木功会長(80)がコメントを発表した。青木会長のコメントは以下の通り。

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「蝉川泰果選手、プロ転向おめでとうございます。

JGTOのツアーメンバーとしてお迎えできること、大変嬉しく思います。

今年のジャパンゴルフツアー『パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ』でのアマチュアとしての優勝に続き、『日本オープンゴルフ選手権競技』でのアマチュアとしての優勝は、長きに渡る日本男子ゴルフの歴史の中で史上初となる出来事です。

私も長い競技人生を過ごしてきましたが、アマチュアの選手がプロのトーナメントにおいて1シーズンに2回も優勝するというシーンに立ち会うとは思ってもいませんでした。これらの活躍の裏には、相当な努力があったことでしょう。

これから長く続くプロの世界では、良い時ばかりではないはずです。時には思うようにいかない苦しい時もあるでしょう。そのような苦しい時こそ、ゴルフに対して真摯(しんし)に向き合い、謙虚な姿勢で日々の努力を怠ることがなければ、必ずその先に光が見えるはずです。

今後の更なる飛躍を期待しています。

JGTO会長 青木功」。