今季から米女子ツアーに本格参戦した渋野日向子(23=サントリー)が、米ツアーメンバーとして出場する日本唯一の同ツアー公式戦、TOTOジャパンクラシック(3日開幕、滋賀・瀬田)を前に2日、大会への思いや今季の米ツアーについて語った。

-大会へ向けて

渋野 先週(樋口久子・三菱電機レディース)もいい終わり方ができたので、それが今週につながればいいなと思っています。

-この大会について

渋野 米ツアーの選手としてこの大会に出場したかったので、1年目にしてそれができたことはすごくうれしい。そこも目標に1年間頑張ってきたからこそ、この大会に出る喜びがあります。

-コースの印象は

渋野 ジュニアの時代からここで全国大会などでよくプレーしていた。その頃と特に変わったとこはないと思います。ところどころティーグラウンドが後ろになっていたり、雨でグリーンが重ためになっていたり。明日は晴れてくるとちょっとやっかいかな。

-コース攻略のカギは

渋野 グリーンの傾斜がかなり強い。先週も同様だったんですけど、ピンより上につけるとよくないので、しっかり上りのラインで打てるところにつけられたら。

-今週は予選落ちがない

渋野 4日間しっかりプレーできるので、1日1日悔いの残らないように頑張りたい。

-コースの攻め方は

渋野 特にないかな。飛距離が出る方がいいのかなと思うホールはある。そういうホールでラフに入れると難しいので、フェアウエーキープできるように頑張らんと。なるべくボギーの少ない、イージーなアプローチからボギーを打たない、ヘマをしないような4日間にできるといいな。

-今週はどんな食べ物を食べたい

渋野 ちょっと考え中です。琵琶湖のイメージって何ですかね。

-近江牛

渋野 えっ? もみじまんじゅう? 近江牛。あれ読めないですよね。一瞬間違えちゃった。

-TOTOに出場するという目標は自分の中でどれくらいの順位

渋野 1番はまずシードを取ること。2番目といってもおかしくないですね。

-米ツアーのメンバーは

渋野 19年に出た時は、有名な選手しか分からなかった。テレビで見たことあるとか。今回はそれなりに顔見知りの選手がいて、日本へようこそという感じ。ちょっと感覚が違う。

-同じツアールーキーのティティクルが世界ランク1位になった

渋野 今年入ってもおかしくないと思っていた。今年のルーキーは安定感がすごい選手が多い。チョ・ヘジンとか古江さんとか、上位で戦っている選手が多い中で、今年2勝は大きい。まだ一緒に回ったことはないが、19歳とは思えないような選手。もちろん自分にもそれ(1位になりたい思い)はある。程遠い話だけど。

-米ツアーで1年戦って成長とか手応えは

渋野 (成長を)見つけるのがすごい難しい。前半トップ10に入ったけど、間に調子変わったし、今は上り調子の感覚。総合的にまとめると、最初の方と変わらない感覚

-攻め方とかは

渋野 ちょっとバンカーがうまくなったかも。

-スイングは

渋野 まだ日替わりで、まだまだゴールは見えていない。そんなに遠い未来ではないかな。

-米ツアーで参考になったり、目標にしようと思う選手は

渋野 朴仁妃さんの凜(りん)としたプレー姿。何があっても動じないプレースタイルはかなり衝撃を受けて19年に1度回らせていただいたが、また違った全英オープンの時に見て、ああいうメンタリティー。ゴルフの実力もトップレベル過ぎるので、自分の攻め方を知って、どんなコースでもそれをやり続けている。ああいうプレーヤーになりたい。