日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の年間表彰式「JLPGAアワード」が21日、都内のホテルで行われ、山下美夢有(21=加賀電子)が歴代最多に並ぶ5冠に輝いた。今季は5勝を挙げて年間女王を初戴冠。年間最優秀選手賞のメルセデスベンツ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー、賞金ランキング第1位、平均ストローク第1位、JLPGA栄誉賞、メディア賞ベストショット部門を受賞した。5部門での受賞は、16年のイ・ボミ(韓国)に並ぶ歴代最多となった。

繰り返し登壇し、表彰とインタビューを受ける中で、12日に岸田文雄首相と、首相官邸で面会した際のやりとりも明かした。山下から岸田首相にドライバーをプレゼントしたが、そのロフト角がプロ仕様だったという。「プレゼントしたドライバーが8.5(度)を渡してしまって『アマチュアには使えないな』と言っていました。10.5(度)とか11(度)ぐらいをプレゼントしてあげた方がよかったかな」と、苦笑いで振り返っていた。

また来季の意気込みを問われると「来年はメジャーにも挑戦したいと思っているので、もっと活躍できるように頑張りたい」と、今季は1試合だった米女子ツアーの最高峰の大会に、積極的に出場したい意向を示していた。

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