ゴルフの米女子ツアー最終予選会(Qスクール)で24位の西村優菜(22=スターツ)は、来季前半は米国でツアー出場を目指し活動する意向を示した。

21日の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)アワードに出席し、会見で明かした。Qスクールで20位以内に入れば来季前半の試合の出場権がある程度確保できたが、24位は、シード選手欠場による繰り上げ順位が低く、主催者推薦がないと序盤戦は出場試合が少なくなる。

「まだどの試合に出るか確定していない。最初の何試合かは出場が厳しいが、リシャッフルまでは出られる試合に出て向こうで頑張ってみようかなと思います」と話し、米女子ツアーの後半戦の出場権が確定するリシャッフルまでは米国を中心に戦う覚悟を見せた。

例年米女子ツアーは米国で開幕戦を行い、その後アジアツアーを経て再び米国本土での試合となる。昨年出場権を獲得した渋野日向子や古江彩佳も、アジアツアーに推薦で出場し、その後米本土でのツアーから、出場権を得ていった。

Qスクールで戦いを経験し「今まで経験した中で1番タフな4日間だった。米ツアーに出れば、そういう戦いも強いられるので、つらい経験をして良かった。終わった後は、何も考えられなかったが、メジャーで優勝すると考えたときに、何が1番成長できるか考えた結果」と、米国での戦いを決めた理由を話した。

オフは「100ヤード以内とパッティングの精度を少しでも上げること」を課題に取り組むという。

今年1年を振り返り「複数回優勝とメジャー挑戦の2つの目標を掲げてどちらもクリアできた。大きな挑戦もあってすごくいい1年だった」と話した。

23年の目標は「少ない限られた試合で、リシャッフルにしっかりかかって、1年間(米女子ツアーで)戦いたい。海外メジャーでの1勝に1歩でも近づけるように頑張りたい」。さらに大きな目標に向かって前進し続ける。

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