日本ゴルフ協会は12日、23年度「JOC認定オリンピック強化指定選手」男女計16人を発表した。

女子は昨季ルーキーながらツアー2勝の川崎春花(19=村田製作所)が新規に選出された。男子は桂川有人、大槻智春、大西魁斗の3人が新規で選ばれ、比嘉一貴が再び指定された。

一方、22年まで指定されていた松山英樹は外れた。選出基準は満たしていたが、日本ゴルフ協会によると、松山側は「米国を拠点にPGAツアーで戦っていて、強化費などのサポートを十分利用できなかった。自分が受けるよりも、日本を拠点とする有望な若手選手に競技力を高めてもらいたい」との辞退の意向から、申請しなかったという。

23年度強化指定選手は以下の通り。

◆女子 畑岡奈紗、古江彩佳、山下美夢有、西郷真央、稲見萌寧、笹生優花、川崎春花、西村優菜(昨年11月28日時点の世界ランキング順)

◆男子 比嘉一貴、星野陸也、稲森佑貴、桂川有人、今平周吾、大槻智春、大西魁斗、金谷拓実(昨年12月5日時点の世界ランキング順)

選出基準は、男子は22年度ツアー最終戦、日本シリーズJT杯終了時点の男子世界ランキングで、日本国籍を有する選手かつ申請のあった上位8人。女子は22年度ツアー最終戦、ツアー選手権リコー杯終了時点の女子世界ランキングで、日本国籍を有する選手かつ申請のあった上位8人としている。

期間は23年1月1日~12月末まで。強化指定選手はナショナルトレーニングセンターなどの施設利用、合宿など強化費の支援を受けられる。