笹生優花(21)は1イーグル、3バーディー、3ボギーの70で、通算8アンダーの6位で終えた。優勝したブルック・ヘンダーソン(カナダ)とは8打差、5位の畑岡奈紗とは1打差だった。

笹生が会心のイーグルを決めた。2番パー5、持ち前のロングショットで第2打をグリーンに乗せると、15メートル近い下りのスライスラインを読み切り、精密機械のようにパターで流し込んだ。このプレーには笑顔が輝いた。

その後は強風に苦しみ、3バーディー、3ボギーという出入りの激しいゴルフ。飛距離という最大の強みを生かしながら、積極的に攻めた。23年初戦を好位置で終え、今後への手応えはつかんだ様子だった。

笹生は「風で振り抜きが難しかった」と振り返り、「全体的に(精度を高められるように)練習して、調整したい」と笑みをうかべながら語った。

次戦は2月23日開幕のホンダLPGAタイランド。「時間が空くので、しっかり休んでから練習します」。アジアシリーズへ向け、さらなるパワーアップを誓っていた。