男子ゴルフでツアー最多94勝の尾崎将司(76=フリー)が、新シーズンを迎える愛弟子の原英莉花と西郷真央の活躍に太鼓判を押した。

11日、千葉市内で「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクション ISPS」を実施。原について「今年は英莉花も期待だな。良くなってきている」と状態が上がっているとした。

ツアー通算4勝の原は昨季未勝利に終わった。尾崎は「去年1年嫌ってほど、苦しんだからね。今年は頑張るって言い切ったよ。今年外したら自分はないって」と原の決意を明かした。「25歳までに大輪の花を咲かせないと、後からじゃ、ちょっと難しくなる。本人もそのつもりでいる」。師弟とも今年が勝負の年と位置付けているようだ。

原の良くなった部分を聞かれると「顔」と冗談を飛ばした後、「金髪にしたりとゴルフ以外でいつも主役だけど、ゴルフで主役になってもらわないとな」とビシッとエールを送った。

西郷は昨季序盤は10戦5勝と快進撃を続けていたが、ツアー最終戦はドライバーの不調などで通算35オーバー、断トツ最下位と苦しんだ。西郷については「本人が悩んでいるから、ちょこちょこっと言うくらい。アドバイスはあまりしない」とした上で「間違いなく良くなってきている」と復調を強調した。

原と西郷の2人は将来的に米ツアー進出を目指している。2人が世界を目指してほしいか聞かれると「そう思わない。常に上で戦うことだね。あとは本人次第。やりたかったらそっちでやればいい。オレはやりたくなかったからね。世界がどんなものか分からないから」と話した。