松本來海(兵庫・日ノ本学園1年)と菊田ひな(ルネサンス大阪高1年)が2オーバー74で首位に並んだ。

松本は「アプローチが自分の思ったところに落とせなかったので、ボギーが多くなってしまった」と、4バーディーを奪ったが6ボギーと出入りが激しくなった。見せ場は後半のアウト。5番から「6~7メートルのパットが、あ、入ったみたいな」と3連続バーディーを奪った。昨年は決勝大会に進んだが「ボロボロでし」という。練習量を増やし「去年は全部だめだったので、結果ではなく安定を目指した」という。最終日は「ミスしてもリカバリーしたい」と話した。

菊田は不満そうな表情。「ドライバーがずっと右に出ていて」とティーショットに苦しんだ。原因は体の成長。昨年より体重がかなり増え、飛距離も20ヤード以上伸びたため「越えなかったバンカーが越えるかどうかになって、避けるとラフに突き抜けてしまって」と、コースマネジメントへの迷いがあり、雨のコンディションもあって難しかったようだ。それでも15番パー5では第1打をバンカーに入れ、チョロした後の第3打を木に当て、第4打もグリーンオーバーするピンチを寄せワンのボギーで切り抜けた。「最終日は自分の組でトップになるのが基本。世界ジュニア代表になること(2位以内)だけを目指します」と意気込んだ。

1打差に4人が追う混戦の展開。息を抜けない最終日になりそうだ。

※4月以降の学校名、学年で表記しています。