ツアー本格参戦2年目の渋野日向子(24=サントリー)が、第2ラウンドに続く猛チャージで優勝圏内に入ってきた。7バーディー、ノーボギーの65をマークし、通算13アンダー、203。首位のセリーヌ・ブティエ(フランス)に3打差の7位に浮上した。

2日連続ノーボギーの好プレーにスマイルがはじけた。「自分史上初めて。よく分からん」。後半に一気に伸ばした。11番からの3連続を含む6つのバーディーを量産。15番パー4では第2打を1メートルにつけてバーディー。17番パー3では8メートルのバーディーパットを沈めてみせた。最終18番パー5ではグリーン外からのイーグルトライを30センチにつけてバーディーで締めた。

第2ラウンド(R)では、米ツアー自己ベストスコアの64をマークして、暫定126位から32位に浮上して決勝Rに進出。この日も好調を維持し、プレーを終えた時点では首位と1打差だった。渋野は「この位置は自分でもびっくり」と驚きを隠せなかった。ショットこそ荒れ気味だったが、支えたのはパターだったという。「前半から5メートル前後のパットが何度か外れたけど、しゃーないかと。感覚はバッチリだったので」。好調のパットに加え、16番パー4では、第1打を右に外しながらもアプローチを1メートルに寄せてパーと、小技もさえた。

渋野にとっては今季の米国本土初戦となる大会で、予選落ちの危機から一気に順位を上げてきた。「上を目指してがんばりたい」と優勝へ意気込んだ。

古江彩佳は67で通算12アンダーの19位、笹生優花は70で通算10アンダーの31位、勝みなみは72で通算3アンダーの74位で最終ラウンドに臨む。

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