通算19アンダー首位から出た岩井千怜(20=Honda)が5バーディー1ボギーの68で回り、通算23アンダーの265。追いすがる申ジエらを振り切り、RKB×三井松島レディースに続く今季2勝目、ツアー通算4勝目を自身初となる初日から首位を守る完全優勝で飾った。

優勝スコアは、12年のキム・ヒョージュ(当時アマチュア)と21年の青木瀬令奈が記録した通算17アンダー271を上回るトーナメントレコードとなった。

また、今大会の優勝で、8月に行われるAIG全英女子オープンの出場資格もゲット。岩井千は「こんなに早く、(今季)2勝目ができるなんて、自分でもびっくりしています」とスピーチ。大勢のギャラリーの拍手にこたえ「あきらめずに、最後までプレーできました」などと感謝した。

今後についても「勝てるだけ勝ちたいと思います」とにっこり。スピーチに際して、大会会長のサントリーホールディングス・鳥居信宏代表取締役副社長から「全英でも優勝を」と声が飛ぶと、照れながらも「うーん、可能であれば」と前向きに返していた。

また、大会の宮里藍アンバサダーは「手に汗握る展開で、最後まで私も選手目線で見ていました」とたたえた。