国内女子ゴルフツアーの今季開幕戦、ダイキン・オーキッド・レディース(29日開幕)を2日後に控えた27日、会場の沖縄・琉球GCで、ツアー通算5勝の原英莉花(25=NIPPON EXPRESSホールディングス)が調整を行った。練習ラウンド後、報道陣に対応。25日までタイで行われた米女子ツアーのホンダLPGAに出場し、通算13アンダーで16位と、今年初戦で上々の成績を残した。「落ち着いてプレーできました。昨年とクラブがほとんど変わっていなかったので、そこまで探り探りのプレーではなかったですね」と、手応えを口にした。

これまでの5勝のうち、直近の4勝は秋以降に挙げたものだった。初優勝した18年リゾートトラスト・レディースも5月から6月にかけての開催。「春先に1勝、というところを目標に頑張りたい。春に勝ったことがないので。(以前は)オフに気合を入れて『この3カ月で変わってやる』と思ってやっていました。それがいつも、開幕から春にかけて空回りしていたので。今年は逆に、そこまで変化をつけられなかったのが、試合に関しては組み立てがうまくいったのかな。メンタル的にもコントロールしやすかった」。気負いすぎずに、今大会も臨めそうだという。

ただ、シーズンを通じての出場を目標としている、米女子ツアーに出場したことで「向こうで戦いたいなと思いますし、日本のレベルの高さも感じました」と話した。海外志向が強まると同時に、国内ツアー開幕戦を前に気持ちが引き締まった様子だ。

タイに出発前には、師匠の「ジャンボ」こと尾崎将司に背中を押された。「悩みがあったドライバーを練習していたんですけど『思ったよりも悪くねえよ』と言われました。あと『今年はやってくれるんだろうな』『やれんのか』と言われて『はい、やります!』と言ってきました(笑い)。今年はしっかり、いい報告ができるように頑張りたいと思います」。ジャンボ流のゲキに応え、タイでの今季初戦を好発進しただけに、開幕戦優勝を報告したい思いは強い。

その上で今季の目標として「複数回優勝と平均的に上位で戦っているイメージが、ジャンボさんの中ではないと思うので、そこを詰めていけたら」と語った。初詣は千葉・鋸山を訪れ、おみくじを引いたところ「大吉」だったという。「基本を大事に、みたいなことが書かれてありました。大吉は…。けっこう引くんですよ、これが(笑い)。去年も大吉!」と明かした。その昨年は2度目の日本女子オープン戴冠となる、2年ぶりの復活優勝を飾った。「また、今年もいいことがあるように。しっかり気合を入れて、今週も頑張りたいなと思います!」。心身ともに充実していることを示すように、終始笑顔で話していた。【高田文太】

【写真特集】原英莉花、上田桃子ら開幕戦ダイキン・オーキッド・レディース前夜祭