男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、ミネソタ州立大特別功労教授の諸星裕氏(77)が新会長に就任すると発表した。副会長は前日本プロゴルフ協会会長の倉本昌弘氏、選手会長の谷原秀人氏ら4人が務める。19日の社員総会で役員(理事と監事)の改選が行われ、その後、新理事の互選で決まった。

都内で会見に臨んだ諸星新会長は、「素晴らしいJGTOにしていきたい。選手たちの生活を守り、スポンサーへのリターンを考える。それがうまく合えば、必ず世界のツアーになれると思う」と語った。

諸星新会長は国内外の大学で教授や学長などを務め、さらに五輪やサッカーワールドカップ(W杯)など国際スポーツイベントの交渉にも関わってきた。JGTOでも2013年まで14年間にわたり、理事や副会長を務めていた。

4期8年にわたって会長を務めた青木功会長(81)は、今月上旬に退任することが発表されていた。

◆諸星裕(もろほし・ゆたか)氏の略歴 1946年(昭21)10月7日、神奈川県生まれ。国際基督教大時代はアメフト部に所属。犯罪学やスポーツ、大学運営管理などさまざまな分野で活躍。夏冬計7回の五輪やサッカーW杯など国際イベントの交渉や招致にも関わってきた。ゴルフ歴は約50年でシングルプレーヤー。