山田龍之介(大阪・興国高1年)が、2アンダー70をマークし、2位に2打差をつけて首位に立った。

スタートの1番パー5で第3打が奥のカラーまで行ってしまったが「パターだと寄るイメージがなかったのでウエッジで狙った」という5ヤードほどのアプローチが入ってバーディー発進した。4番でボギーにしたが、7番で取って1アンダーで折り返した。

10番で落とし、15番でまた取り返すなどしているうちに混戦に。17番パー3でカラーに外したが「下りの10ヤードぐらい」というアプローチをまた入れて、この日2つ目のチップインバーディーで首位に抜け出した。「カラーは芝が少し長いんでパターだと計算できなくて、ウエッジでアプローチすることが多いんです」という。普段のプレーが功を奏した。

中学生最後の大会だった全国中学生ゴルフ春季大会(3月20~22日)で予選落ちするなど調子が上がらずに来たこの決勝大会。「スコアが出にくいコースなので、イーブンパーで行けたらめちゃくちゃいい、と思ってスタートしました」という。プレーとしては「セーフティー」を心掛けた。

2打のアドバンテージで最終日に臨む。「明日もイーブン基本で安全に行きたい。2位までに入って、世界ジュニアに行きたいです」と力を込めた。