第1日首位の畠田瑠(るい、福岡・第一薬科大付高2年)が通算2アンダーで逃げ切り優勝し、混戦となった2位争いは岩永杏奈(大阪・大阪桐蔭高1年)が3位に1打差の通算1オーバーで制して、2人が日本代表の座を射止めた。

畠田は1番でボギーにして「びっくりしました」と笑った。第1日で4打のリードを奪い「スコアを落とさずに行こう」とスタートした矢先で「やばいと思いました」という。5番で取り返し、9番で14~15メートルのパットが最後のひと転がりで入って前半1つ伸ばして、安全圏に入った。それでも「見ると気にしちゃうから」と、スコア速報は見ずに最後までプレーした。

岩永は4打差2位からのスタート。「日本代表圏内だったので、耐えれば行けるんじゃないかと思いました」という。5人ほどが通算2オーバー前後に集まって日本代表争いを繰り広げた。岩永は11番で10メートルほどのバーディーを決めたときに「流れに乗ったと思った」という。13番では50センチにつける好ショットでバーディーを奪って混戦を抜け出した。

初代表の畠田は「海外は風が強いというので、対応できるように準備したい。世界一になりたい」と話した。3年連続4回目の世界ジュニア出場になるが、決勝大会で代表をつかむのは2回目の岩永は「これまで決勝大会ではプレーオフ負けしたりで行けなかったので、代表になれてうれしいです。世界ジュニアではこれまでの反省を生かして、優勝を狙いたい」と意欲を見せた。