21歳の竹田麗央(ヤマエグループHD)が6バーディー、2ボギーの67で回り、トーナメントレコートに並ぶ通算12アンダー201でツアー史上4人目の初優勝からの2戦連続優勝を飾った。第1、2日と首位をキープ。最終日は混戦となり、一時首位に並ばれる場面もあったが、勝負どころの16番パー5でバーディーを奪い、後続に2打差をつけ、勝利を決定づけた。最終18番パー4ではバーディー締めで、前週に地元のKKT杯バンテリンレディス(12~14日、熊本空港CC)の初優勝から2週連続優勝を初日から1位を譲らない完全優勝で花を添えた。

「先週の初優勝で自信がついて、今日は自分を信じてプレーできた。(途中追いつかれても)追いつかれてからが勝負と言い聞かせた。最後自分が勝てばいいとプレーした」

元賞金女王で叔母の平瀬真由美譲りの勝負強さだった。これで今季は8戦2勝。トップ10を外したのは開幕戦で予選落ちしたダイキンオーキッドレディスと12位だった2週前の富士フィルム・スタジアアリスの2試合のみ。ツアートップ級の飛距離とともに、ショットの正確性、パッティングの確実性が増したことが安定したスコアにつながっているようだ。

◆竹田麗央(たけだ・りお)2003年(平15)4月2日、熊本生まれ。93、94年の賞金女王平瀬真由美の姉でプロの母哲子の影響で6歳からゴルフを始める。19年九州ジュニア(15~17歳の部)優勝、同年日本女子アマ37位。21年日本女子オープンでローアマチュアを獲得。同年11月にプロテスト合格。プロ3年目の24年にツアー2勝目を2週連続優勝で挙げた。好きなクラブはドライバーで、飛距離は250~260ヤード。家族は両親、兄、弟。好きなプロはダスティン・ジョンソン(米国)、ローリー・マキロイ(英国)。166センチ。

★日本女子ツアーの初優勝からの2戦連続優勝(1988年のツアー制度施行後)

▽西田智慧子(1990年10月、宝インビテーショナル→富士通レディース)

▽表純子(2005年7月、シャトレーゼクイーンズカップ→スタンレーレディス)

▽岩井千怜(2022年8月、NEC軽井沢72→CATレディース)ツアー

【写真特集】21歳竹田麗央が史上4人目のツアー初優勝から2戦連続優勝の快挙/女子ゴルフ最終日