アマチュアの寺岡沙弥香(22)が好発進を切った。午前インスタート最終組で5バーディー、2ボギーの3アンダー、69で回り、ホールアウト時点でトップタイ。「女子オープンで3アンダーで回れてうれしい」と笑顔がはじけた。

大阪府高槻市出身の22歳。スタートから間もない11番パー5でボギーをたたき、「何してんのやろう」と反省。それでも即座に切り替え、己にカツを入れた。「上の空じゃあかん」。そこからしっかり気持ちを切り替えた。「ラフの長さとか、おかしいじゃないですか」と表現する難しいセッティングにもしっかり対応。難関7番パー4では約8メートルのパットを沈め、この日5つめバーディーを挙げてスコアを伸ばした。

22年日本女子アマチュア選手権優勝者も、プロテストは2年連続でわずかに合格ラインに届かなかった。「1打の重みを2年連続で痛感した」。その反省を生かし、練習から常に自分にプレッシャーをかけ続けるようになった。「このショットが入るまで帰れないとか、これができたら水分補給しようとか、そんなふうにやってきた」。その特訓を猛暑の中でも貫き、「命の危機を感じることもありました」と笑う。

“過酷”な練習を重ね、一打の大切さを心に刻んで臨む日本女子オープン。「この大会で勢いをつけて、プロテストにつながるラウンドができれば」。プロとともにプレーする大舞台を通じて、多くを学び、さらに成長していく。【奥岡幹浩】

◆日本女子オープン選手権 57回目の今大会はプロ81人、アマ39人が出場。地区予選会や最終予選会を勝ち上がって出場権を得た選手らが出場する。決勝ラウンドは2人1組で1ホールから回るツーサム・ワンウェー方式。歴代最多優勝は樋口久子の8回。16年には当時17歳の畑岡奈紗が大会史上初のアマ優勝を果たした。

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