松山英樹(32=LEXUS)の本気のプレーを、来年も日本で観戦できることが決まった。
米男子ゴルフツアー(PGA)は11日、都内で会見し、日本開催のツアー新規大会「ベイカレント・クラシック」を、来年秋に神奈川・横浜CCで行うと発表した。19年から主に千葉・習志野CCで行ってきたZOZOチャンピオンシップが、今年で契約満了。日本、アジアで唯一のPGAツアー継続が決まり、松山は早くも第1回大会の優勝を目標に掲げた。
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メジャー4大会とは一味違う、特別な大会が形を変えて来年も開催される。会見に最後に登場した松山の表情は、終始明るかった。コロナ禍の20年に米国で行った以外、千葉県で5年間行ってきたZOZOチャンピオンシップが今年終了。松山は「来年以降、どうなるのかなと心配していたところで、ベイカレントさんに手を挙げていただいた」と、日本最大級の総合コンサルティングファーム、新冠スポンサーに感謝した。さらには「2025年大会で勝つことが目標」と、初代王者に名乗りを上げた。
大会は78人参加の予選落ちなし、72ホールで行われる。賞金、日程は未定も秋季シリーズの1つとして実施。複数年契約、日本ゴルフツアー機構との共催は、前身のZOZOチャンピオンシップと変わらない。日本人選手も、通常のPGAの大会より多く出場できる見込みだ。何よりも松山は「これからゴルフを頑張っていこうというジュニアの人たちにも、すごく影響がある」と力説。世界最高峰のプレーを観戦できる環境の維持が、何よりの日本ゴルフ界の財産と強調した。
日本で開催された初のPGAツアー、ZOZOチャンピオンシップは、松山が大会の顔だった。19年大会は初代王者となるタイガー・ウッズ(米国)と、最後まで優勝争い。マスターズ制覇後の凱旋(がいせん)試合だった21年大会は、イーグル締めで初優勝した。
この日は「もう1回、勝ちたい気持ちが強い。日本人選手代表として、勝てるように頑張りたい」と、4年ぶりに日本で勝ちたいと素直に語った。日本に縁があり、例年来日するザンダー・シャウフェレ、コリン・モリカワ(ともに米国)の両メジャー王者ら、強敵ぞろいとなるのは必至。来秋も“本気の松山”を生観戦できる、ファン熱望の環境が整った。【高田文太】
○…来季のPGA出場権を得た星野と大西も、会見に出席した。星野は欧州ツアー、大西は米下部のコーンフェリーツアーが主戦場。ともに苦しみながら、それぞれのツアーで2年間もまれ、今季は上位に入ってPGAの切符をもぎ取った。星野は「ゴルフを始めた時から夢だった場所。松山さんのように優勝を目指して1年間、やり切りたい」と力説。治安の悪い地域、標高の高さで呼吸困難な地域などでも戦い抜いてきた大西は「たくましくなったと思う。もうコーンフェリーには戻らない。まずはシード権」と、定着を誓った。

