ツアー通算3勝目、今季2勝目を目指す安田祐香(24=NEC)が7バーディー、1ボギーの66で回り、首位スタートを切った。首位には安田を含めて、4人が並ぶ大混戦。

上がり9番パー4の第2打をピン3メートルにつけ、下りのラインを読み切り、この日7個目となるバーディーでフィニッシュ。直前の8番パー4では初のボギーをたたき、このバーディーが結果的に首位発進へと押し上げた。

「簡単ではないラインを入れたので、2日目につながる。全体的にスコアには満足しているが、終盤残り3ホールでミスショットが目立ったり、ちょっと修正点はある。パターは最後まで良かったです」

神戸市生まれの安田にとって、この大会は、滝川二高3年だった18年にアマチュアで初出場して13位に入った。プロとしては昨年の16位が最高。

実家から車で約30分。「トーナメントでは一番、近いコース。今日はおばあちゃんが来てくれた。いろんな方が来てくださるので、頑張りたいと、いつも以上に思う」。10番のスタート時に安田の名前がアナウンスされると、大きな拍手が沸き起こった。

19年11月のプロテストに合格し、24年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで初優勝を飾り、今年4月の富士フイルム・スタジオアリスで2勝目。今季の目標は、初のシーズン複数回優勝に設定した。

さらにこの大会で2位以内になるなど条件をクリアすれば、7月31日開幕の全英女子オープンの出場権が与えられる。アマチュア時代の19年に予選通過し、59位に入った大会で、当時は渋野日向子が初出場で優勝した。

「出場権がもらえる試合は、大きいと思うし、挑戦したい。自分のゴルフの視野が広がるし、引き出しも増える」

高校時代の同級生の古江彩佳、さらに西村優菜、吉田優利ら同じプラチナ世代が米ツアーに進出する中、「今、自分が戦っている場所で頑張りたい。でも、刺激はもらっています」。日本を主戦場にする安田は、この大会で一気に2つの目標を手に入れる。【横田和幸】

◆安田祐香(やすだ・ゆうか)2000年(平12)12月24日、神戸市生まれ。小学3年で上田桃子らを輩出した「坂田塾」の坂田信弘氏に師事。16年に滝川二高に進学し、古江彩佳と同学年。18年大東建託・いい部屋ネットレディースで3位に入るなどアマチュアで活躍し、19年大手前大(兵庫・西宮市)に進学。同年はアマチュアでエビアン選手権と全英女子オープンに出場、11月のプロテストに合格し、20年1月1日入会の92期生。趣味はショッピング。163センチ、53キロ。

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