日本女子ゴルフの昨季賞金女王・古閑美保(26)がキリンビバレッジからグループ企業の「キリンビール」に所属先を“移籍”したことが3日、分かった。近日中に発表される。契約金は推定で3年2億4000万円。お酒が大好きなだけに、ビールや発泡酒でのCM起用が濃厚。ソフトドリンクからアルコール飲料にシフトして「オトナの女」をアピールする。計4社と契約する古閑の副収入は、年間2億5000万円に達する見込みだ。

 これも「オトナの女」への道になる?

 古閑の新たな所属先が、キリンビールに決まった。06年から3年間契約していた清涼飲料水メーカーのキリンビバレッジから、異例のグループ内“移籍”だ。昨季は賞金女王のタイトルを手にしただけに契約金も倍増。推定で3年2億4000万円の大型契約となった。

 お酒好きの古閑にとっては、願ってもない契約だ。男子プロでも若手は下戸(げこ)が増える中、古閑の“酒豪ぶり”は女子プロ界でもトップクラス。ビール、いも焼酎、ワインと何でも来い。昨年はテレビ番組で、赤ワインをグイッと飲み干すシーンもあった。今オフのトレーニング期間中は一時禁酒もしていたが、解禁した日は周囲も驚く飲みっぷりだったという。

 健康的なイメージがある女子スポーツ選手は、アルコール飲料メーカーにとってもメリットが高い。キリンビールは昨年から古閑に目をつけ、発泡酒「麒麟ZERO」のCMに起用。古閑が腹筋運動やランニングで汗をかく姿とともに、同製品をPRした。所属契約を結んだ今年も、CMに起用されるのは確実だ。ゴルフは“グリーン”を連想するスポーツのため、志村けんを起用している「淡麗グリーンラベル」あたりが最有力候補か。さわやかにお酒を飲む姿を演じれば「オトナの女」へ、イメージアップにもつながりそうだ。

 古閑はこの日、真新しい「KIRINビール」のロゴが入ったキャップをかぶり、開幕戦ダイキンオーキッド(6~8日)が行われる沖縄・琉球GCで練習ラウンドをこなした。ビールで祝杯を挙げるためにも、開幕から全力で勝利をつかみにいく。