2020年東京五輪のサッカー会場に茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムが追加される見込みとなったことを受け、日本サッカー協会の田嶋幸三会長が16日、茨城県庁で橋本昌知事と面会し「(東日本大震災からの)復興五輪を考えるとカシマスタジアムは優先されるべきだと決定した」と報告した。橋本知事は「しっかりと成功したい」と応じた。

 同スタジアムでは男女合わせ、8~10試合が行われる見通しが示された。

 面会後、報道陣の取材に応じた田嶋会長は「世界中から復興を助けていただいたお礼を考えると茨城が最優先になる」と強調した。

 五輪サッカー会場へのカシマスタジアムの追加は、7月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で提案される。