鈴木俊一五輪相は19日の閣議後の記者会見で、平昌冬季五輪(ピョンチャン・オリンピック)に向け北朝鮮と韓国がアイスホッケー女子での合同チーム結成や合同入場行進で合意したことに「北朝鮮選手団の参加は五輪がスポーツの平和の祭典という意味では歓迎したい。合同チーム(の構成)は国際オリンピック委員会(IOC)で公平性を踏まえて適切に判断されると思う」と述べた。

 日本オリンピック委員会(JOC)の方針で、日本代表選手の所属企業や学校が壮行会を外部に非公開とする動きが相次いでいる現状には「JOCのガイドラインで一定の制限を示すのは理解する。ただ、五輪の機運醸成との兼ね合いを考える必要がある。どういう理由に基づいて(公開)自粛を求めるのか、関係者が丁寧に説明して社会的な理解を得る必要がある」と指摘した。