ツアー下部大会1回戦で、元世界ランク4位で同24位の錦織圭(28=日清食品)が3-6、6-3、4-6で同238位のデニス・ノビコフ(米国)に敗れ、昨年8月のロジャーズ杯(カナダ)以来5カ月ぶりとなった復帰初戦は黒星となった。

 第1セットは3-6で落としたが、第2セットの第4ゲームをブレークすると勢いに乗り、3ゲームを連取して5-1とリード。第7ゲームをブレークバック、第8ゲームもキープされ5-3となり、第9ゲームもダブルフォールトでポイントを先行され15-40と追い込まれたが、粘り強いラリーで競り勝ってキープし、6-3で奪い返した。

 勝負の第3セットは第2ゲームでトリプルのブレークピンチをしのぎ、第6ゲームも苦しみながらキープと押し込まれる展開を踏ん張ったが、第8ゲームでフォアを空振りするミスからブレークを許した。第9ゲームをブレークバックして意地を見せたが、続く第10ゲームの30-40からバックがアウトしてブレークされ、フルセットで競り負けた。