世界28位の錦織圭(28=日清食品)が、ウィンブルドン10度目の挑戦で自身初のベスト8入りだ。日本男子では95年松岡修造以来23年ぶり戦後2人目の8強入りで、4大大会全てで8強入りは日本男子で初めて。今日11日(日本時間同午後9時開始)の準々決勝で元世界王者のジョコビッチ(セルビア)とセンターコート第1試合で対戦する。

 1968年のオープン化以降、シングルスの日本男子で初めてウィンブルドンの準々決勝に進んだ松岡修造氏は「8強は唯一(錦織が)僕を抜いていなかった記録。芝を自分の庭のように制した」と活躍を祝福した。ベスト4に入れば32年と33年の佐藤次郎以来、85年ぶりの快挙となる。「まだ夢は続いている。目指すのはただ1つ、頂点のみだ」と期待した。