郡山商が81-42で帝京安積を退け、3年連続8度目のウインターカップ出場を決めた。U-18(18歳以下)日本代表のポイントガード生田目汐織(3年)が計31得点で大活躍。今夏の県決勝でインターハイ出場を逃した悔しさを晴らした。

郡山商の生田目が司令塔の役目を果たした。開始30秒過ぎ、右45度から先制ミドルシュートをカップイン。第3Q(クオーター)終盤は3連続ドライブシュートを決め、最後は81点目のダメ押しフリースローを沈めた。準決勝の25点を上回る大量得点。「弱気にならずに1人1人がリングに向かって強気で攻められた」と胸を張った。

夏の県高校総体決勝は49-59で福島西に敗れた。前半だけで個人で3反則を犯し、後半立ち上がりに4反則目を献上。ファウルトラブルに冷静さを失った。8月下旬にU-18日本代表に初選出され、日韓中の交流競技大会に出場。上のレベルを体感し、「自分らしくやれば通用することが分かった」と自信を深めた。さらに「周りが見えるようになった。得意のドライブで相手ディフェンスを引きつけ、味方に打たせる」と精神面でも成長。冷静な判断力を得た司令塔は「(全国)8強以上を目指したい」とチーム記録更新を誓った。【佐々木雄高】