大会最終日に行われた男女混合リレーで朝長なつ美(27=警視庁)、岩元勝平(29=自衛隊)は1361点で12位だった。気温10度、雨と風が吹く悪天候の中、朝長は馬術で順位を上げて8位入賞圏内まで迫ったが「射撃で大幅に遅れてしまった。気持ちのコントロールなどの経験にもなり、岩元さんと補い合いながら出来たところは良かった」。岩元も「悪いコンディションの中でも世界の選手は動じず力を発揮しているところを見習い、自分もレベルアップをしたい」と前を向いた。

第4日に行われた女子個人決勝では、朝長が1284点で25位に終わった。連戦の疲労もあり、競泳やフェンシングなどでミスが目立った。しかし、今季W全3戦で決勝進出したことは、20年東京オリンピック(五輪)を見据えた上で「自信につながった」とした。優勝はアレクセイフ(ハンガリー)で1402点、高橋瑠佳(20=自衛隊)は予選落ちした。男子個人では、岩元、小野友行(33=警視庁)、嶋野光(30=自衛隊)が予選落ち。

W杯シリーズは第4戦が5月にチェコで行われた後、6月27~30日に東京五輪会場の武蔵野の森総合スポーツプラザほかでファイナルが開催される。