男子テニスで、世界8位の錦織圭(29=日清食品)が、30日開幕の楽天オープン(東京・有明)を欠場した右ひじのケガについて、「ケガはそんなに悪くない。2~3カ月、痛みがあったので、ここでしっかり治そう」と、軽症を強調した。

錦織は、契約している寝具メーカーの会見に24日、都内で出席。ともに出席した松岡修造さんから「ひじについて、皆さんが聞きたい」と問われ、「今、治さないといけない。残念だけど、だから楽天オープンを欠場した」と話した。復帰は、「治り次第、一応、ウィーンには出る予定」と、10月21日開幕のエルステバンクオープンからを目指している。また、来年は東京オリンピックを控えているため「オリンピックが1年後。(休養は)そのためでもある」と、五輪を見据えた休養でもあるという。

錦織は、6月の全仏で右ひじを痛め、炎症がある中、試合に出たため、治りが遅くなっていた。21日に、楽天オープン、続く上海マスターズ(中国・上海)、フェデラーとの慈善試合からの欠場を発表していた。