【オクラホマシティー=奥岡幹浩】開幕戦で「ダブルダブル」の鮮烈デビューを果たした八村塁(21)が、第2戦となる敵地オークランドシティーのサンダー戦でも躍動した。自己最多19点を挙げ、チームの今季初勝利に貢献。「(中心選手の)ビールが調子が悪かったのかで、自分が積極的に行くことを心掛けた」と胸を張った。

この日の初得点は試合開始から2分近くが経過した第1クオーター(Q)残り10分15秒、ゴール下にドリブルで切れ込みレイアップシュートを成功させた。同残り4分53秒には、振り向きざまのジャンプシュートを決めるなど、12分間フルに出場した。

第2Qは残り約6分から登場。NBA初アシストを記録し、さらには2点シュートを3本成功。前半だけで10得点を挙げた。

第3Qでも開始早々にバスケットカウントを奪い、NBA初フリースローも成功。さらに残り6分45秒には後方にステップしながらの巧みなシュートで、開幕戦を上回る15得点目を奪った。第4Qでは残り8分からコートに戻ると、同点の残り4分9秒に勝ち越しの2点シュート。さらにはフリースローを2本成功させて突き放し、「大学時代から、試合の最後に活躍できる選手になるよう言われていた。そういうところ意識した」。

この日チーム最長34分39秒間出場し、19得点、5リバウンド。デビューから2試合連続ダブルダブルこそならなかったが、チームの今季初勝利に大きく貢献した。

翌日にはサンアントニオでスパーズ戦と、敵地での試合が続くが、八村は「楽しみです。(疲れは)なんとかします」と頼もしかった。