女子で2連覇を目指す紀平梨花(17=関大KFSC)は、自己最高難度プログラムへ手応えを示した。

トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を中心に、2回に分けて計80分の公式練習。ホッとした表情で「何とか間に合った」と笑った。

4大陸選手権(6日開幕、韓国・ソウル)に向けてスケート靴を調整。試行錯誤の過程ではフリーの3回転半を従来の2本ではなく、1本にとどめることも考えた。直前になって3年前の靴を持ち出し「フリーで2本ともいけるかもしれない」と好感触。左足首痛で昨年9月を最後に実戦で避けてきた3回転ルッツも「入れていくつもり」と言い切った。

今後の調整にもよるが、フリーでは3回転半2本、3回転ルッツに加え、1月の米コロラド合宿でも特訓した4回転サルコー投入を検討している。これまでにない高難度の構成も視野に「ショート(プログラム)、フリーともにノーミスで、連覇を目指して頑張りたい」と誓った。【松本航】