バスケットボールを通じて元気を届ける。B1秋田ノーザンハピネッツが7日、秋田市内でトレーニングを行った。新型コロナウイルスの影響で先月28日から11日までリーグ戦が延期になったが、チームを磨くポジティブな期間と捉え、日々の練習に励んでいる。60試合で争うリーグ戦は3分の2を消化し、残り21試合になった。再開初戦は14日のアウェー・サンロッカーズ渋谷戦。リスタートを勝利で飾り上昇気流に乗る。
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異例のリーグ中断にも動じない。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2月16日の琉球ゴールデンキングス戦を最後に、秋田は6試合が延期になった。試合から1カ月遠ざかった中での再開に、白浜僚祐主将(28)は「世間はすごく大変だと思うが、マイナス面だけでなくポジティブに捉えている。苦手なところを集中して克服したり、けがの選手、疲れている選手もいたので、体を万全の状態にするにはいい期間だった」と言葉に力を込める。
新戦力との融合も進み、チームの完成度は高まっている。1月に多田武史(22=拓大)と西野曜(21=専大)が特別指定選手として加わり、2月には大浦颯太(22=日体大)も入団。白浜は「若い選手にとってはチームのコンセプトを理解し、しっかり練習できる期間」と手応えを口にする。
司令塔の細谷将司(30)は「自分たちが足りないところ、目指している形を突き詰められている。より練習できる時間があり、コロナで試合がないのは残念だが、ポジティブに準備している」。前田顕蔵ヘッドコーチ(HC=37)も「まずは日常が戻ってほしいというのが一番だが、チームとしては時間があり、本来なら取り組めなかったことをできた」と語る。
秋田は宇都宮ブレックス、アルバルク東京、千葉ジェッツの3強が君臨する東地区で18勝21敗の5位。昨季は3チームに0勝だったが、今季はA東京に2勝、宇都宮に1勝と意地を見せている。出場を目指すチャンピオンシップ(CS)は東、中、西地区1、2位とワイルドカード1、2位の計8チームに参加資格がある。しかし、東2位のA東京とは12ゲーム差。さらに、ワイルドカード2位のSR渋谷とも8ゲーム離れているが、直接対決が今後6試合あり、大逆転進出へのチャンスはまだ残る。
前田HCは14日に戦うSR渋谷について「天皇杯王者だし、僕らからすると3強と同じような相手。オフェンシブなので、失点を減らせるかが大事になる。6試合は多いけど、だからこそ再開後の試合で嫌な印象を与えたい」。CSへの挑戦権を得るために快進撃を続ける。【山田愛斗】


