ラグビーのニュージーランド(NZ)協会は8日、13日に開幕するスーパーラグビー(SR)の国内大会「SRアオテアロア」を観客の入場制限を設けずに開催すると発表した。

主催者側は「新型コロナウイルスの感染拡大後、ファンの入場制限がない世界で最初のプロラグビーになる」と表明し、チケットの購入方法などを発信した。

コロナの影響で中断していたSRだが、NZでは国内5チームによる対戦方式で再出発する。13日には開幕戦としてハイランダーズとチーフスが、南島ダニーディンの「フォーサイス・バー・スタジアム」で対戦。日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが率いた15年にSRを制したハイランダーズには、19年W杯NZ代表SHアーロン・スミスらが在籍。チーフスは同代表の新主将を務める、フランカーのサム・ケーンらが名を連ねている。

北島オークランドが拠点のブルーズは4日、今季まで神戸製鋼でプレーした世界的SOダン・カーターの加入を発表。ラグビー王国の熱き戦いは、世界のファンから注目を集めそうだ。

一時ロックダウン(都市封鎖)を実施したNZでは、新規感染者が17日間出ていない。そのため8日、政府は国内の全ての規制を解除した。