7月4日、2020年のF1開幕戦オーストリアGPの予選が行なわれ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得した。1分2秒939のコースレコードを更新し、2位は僚友ルイス・ハミルトンで僅か0.012秒差。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは0.538秒差の3位となった。

金曜から好調のメルセデスAMG勢は予選でもその勢いは揺るがず、セッションを通して速さを見せた。Q2でもトップタイムを記録したボッタスはQ3の1回目アタックで首位に立ち、最後はコースオフを喫したもののそのタイムを上回るライバルは表われず、2020年開幕戦のポールポジションを獲得した。

「マシンの限界までプッシュしたよ。僕らはずっとこの瞬間のために長い間準備を重ねてきたし、走っていて本当に素晴しいマシンだった。最高の気分だよ」(ボッタス)

フェルスタッペンはQ2をただ一人ミディアムタイヤで通過しており、決勝は上位10台の中で唯一そのミディアムでスタートする。日曜は気温が上昇することが予想されており、暑いコンディションの中でこれが有利に働くことを期待している。

「3位になれてハッピーだよ。明日は暑くなるから、周りとはうタイヤ戦略が僕らにとってアドバンテージになればと願っているよ。そもそも僕らは(予選よりも)決勝の方が強いし、失うものはないからメルセデスAMGに出来るだけ楽をさせないレースにしたいと思っているよ」(米家峰起通信員)