18年度全国大学選手権準優勝の奈良・天理大ラクビー部員24人が新型コロナウイルスに感染したことが17日、判明した。前日までに部員20人がPCR検査で陽性判定を受けており、この日、新たに4人の感染が確認された。
奈良県はクラスター(感染者集団)が発生したとみており、活動は当面休止する。5連覇が懸かる関西リーグは10月10日開幕方針も、予定通りの開催は極めて厳しい見通しだ。
この日、天理大は記者会見を行い、感染者は軽症5人、無症状19人とした。残る未判明の部員89人もPCR検査を進める。今後について、山中秀夫事務局長は「ラグビー部は(休止期間の)期限を決めていません」と説明。活動再開は9月以降が現実的で、秋の関西リーグにも影響は必至だ。
関西リーグ委員会の中尾晃委員長は、同部から随時報告を受けているとした上で「大学から正式な(再開日等の)話を聞かないと判断できない」。関西協会が7月に定めた方針では1試合でも棄権する大学が出た場合、当該リーグ全体が不成立となる。活動再開から実戦までは一般的に1カ月以上の準備期間が必要とされる。天理大の練習再開は9月以降とみられ、10月10日にAリーグ(1部)の8大学がそろう確証はない。
運営側はトーナメント戦への切り替えなど、必要に応じて再検討も視野に入れている。感染拡大は依然収まらず、天理大以外の大学でも一般学生の陽性判定が相次ぐ。勝負の秋へ、難しい判断を強いられそうだ。


