B1新潟アルビレックスBBは、20-21年シーズンに向けた体制づくりを進めている。小菅学社長(46)がリーグ参戦5季目を迎えるチームについて、連載「小菅学社長のBBコラム」(毎月第1、3金曜掲載予定)で裏話を交えて紹介する。
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「ラストピース」。私がこう呼んだ選手がJR東日本秋田から移籍の村上市出身、SF大矢孝太朗選手(26)です。今季戦力として一番最後に契約しました。
新潟商時代のゴツゴツしたインサイドのプレーが印象に残っています。東海大ではケガもありながら主力。Bリーグで活躍する選手を多く輩出する東海大ですが、大矢選手が選んだ進路は実業団リーグでした。
JR東日本秋田は国体で3連覇している実業団の強豪です。専用の体育館を持つなど環境も整った素晴らしいチーム。カテゴリーの上下はありますが、バスケ生活は充実していたと思います。ですので今回、大矢選手が新潟入りを希望しているという話を漏れ聞いた時は正直、驚きました。
誰もが認める真面目な性格。期するものがあることは想像できました。6月、彼と会いました。確かめたかったのは恵まれた社会人生活を辞め、バスケを生業にする覚悟ができているのかどうか。言い訳の利かないプロの世界に足を踏み入れたい理由は何なのか-。「どこまでバスケを追い求められるかを考えた時、今年がラストチャンスなんです」。彼の決意でした。
今月16日で26歳。東海大の同期、B1秋田ノーザンハピネッツのPG中山拓哉選手(26)など、かつてのチームメートの多くは各クラブの主力で活躍中です。社会人のトップで戦ううちに向上心が増していったようです。決意を聞き、今季の最後のパーツにふさわしいと感じました。もともと走力とジャンプ力、リバウンドはハイレベル。ブレークする可能性は高い。何より、背水の陣を敷いた心意気が頼もしいです。
大矢選手は村上市から初めてのBリーガーです。チームの新潟出身選手は6人になりました。期待の大きい地元選手が多く所属してくれていることを誇りに思います。(新潟アルビレックスBB社長 小菅学)


