フィギュアスケート女子の18年平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)金メダリスト、アリーナ・ザギトワ(18=ロシア)が9日、同国の強化選手が集まるテスト大会への参加を辞退した。12、13日にモスクワで行われる試合に出場しないことをロシア連盟に申請した。

同連盟の公式サイトに本人の声明が掲載され「現時点では(国営放送の人気フィギュアスケート番組)『アイスエイジ』の司会者という新たな役割への挑戦が今とても興味深いこと。私の希望と決定をご理解いただけますよう、よろしくお願いします」としている。司会業は今月から務めている。

昨年12月に競技休止を表明したザギトワは、引退こそ否定している一方、今年9~12月にロシア国内で行われるロシア杯(計5大会)の参加予定選手にはエントリーされなかった。

ロシア連盟によると、新シーズンの演技披露会と位置付けられる今回のテスト大会に参加後、ロシア杯への出場可否を決める、とされていたが、その参加を辞退したことで今後の動向がさらに流動的となった。

先月下旬には、ロシアの高等教育機関「国家経済公共行政アカデミー」への入学を発表。大統領直轄の同アカデミーは大学に相当する。