関西ラグビー協会は24日、10月10日開幕予定だった関西大学ラグビーAリーグ(1部)を11月7日に遅らせ、公式戦として開催することを発表した。従来は8チームの総当たりだったが、4チームを2つのリーグに分けて順位付け。最終節で同順位同士が対戦し、最終順位を決める。中尾晃リーグ委員長は理事会後に「当初予定していた部分から状況が変わっている。(公式戦扱いが)決まったのは今日です」と報告した。

新型コロナウイルスの影響で、各大学の活動状況にばらつきが生じた。中尾委員長は「関学大はコンタクトを含めた練習を行えていない」。日本協会の再開ガイドラインに準じた日数が足りず、当初開幕予定の10月10日に間に合わない。そのため同日からは「交流戦扱い」で各大学3試合を消化し、11月7日から関学大も参加した公式戦に入る。

上位3チームが全国大学選手権へ出場。参加大学から感染者が出た場合の扱い、観客の有無は継続して議論され、入れ替え戦は行わない。昨季全国4強の天理大は11月7日摂南大戦(天理親里)が開幕戦となる。小松節夫監督は今月中旬に「関西リーグ5連覇は形としてはなくなった。そこは仕方がない」と語っていたが、タイトルを懸けた舞台が用意される。【松本航】