関学大がスクラム、モールで圧倒。リーグ2連勝で、2年連続の全国大学選手権出場へ大きく前進した。

前半14分、敵陣ゴールラインまで5メートル付近から、モールを押し込み先制トライ。後半36分には、敵陣ゴールまで残り5メートルから、スクラムを押し切り、フランカー上條元也(4年)がトライを決めた。

今年に入ってからスクラムにこだわってきたというフッカー竹内海斗主将(4年)は「フォワードだけでオンラインのトレーニングをしたり、チーム練習後に集まって、8人でまとまって押していくイメージでやってきた」と手応えをつかんでいた。

セットプレーでは優位に立ったが、試合終了間際の後半43分に、相手にトライを奪われた。トップリーグのNTTドコモでSHとして活躍し、今季就任した小樋山樹監督(31)は「受けに回っていた。流れをつかめず、最後まで苦しんだ」と厳しい表情を崩さなかった。

22日の最終節では、4季連続の関西王者天理大戦(神戸ユニバー)が控えている。竹内は「相手のプレッシャーでミスをしたりしている。詰めていかないといけない」と気持ちを込めた。