京産大が、同志社に完敗した。前半9分に、フランカー三木皓正(1年)のトライで先制。直後に同点に追いつかれるも、15分にはWTB吉松玲於(4年)が勝ち越し点を決めるなど、前半は拮抗(きっこう)した試合になったが、徐々に同大の勢いにのまれた。

伊藤鐘史監督は、「同志社のラグビーが素晴らしかった」と結果を受け止め、「気持ちを切り替えて、来週に向かって進んでいきたいと思います。なあ、利輝」と、隣で悔し涙を流すフランカー田中利輝主将(4年)に声をかけた。

29日に行われる、リーグ3位決定戦で勝てば、大学選手権の出場権を得ることができる。田中主将は「結果を真摯(しんし)に受け止め、京産大のプライドをかけて、1週間準備したい」と前を向いた。【佐藤あすみ】