昨年度準優勝の御所実(奈良)が苦しみながら国学院栃木(栃木)に逆転勝ちし、3回戦に進んだ。

立ち上がりから攻めたのは御所実だが、前半20分、国学院栃木にモールを押し込まれ、先制トライを許した。

FW戦で圧倒された御所実は後半に修正。同9分、5メートルスクラムからNO・8蓑洞功志(3年)がサインプレーで突進し、最後はWTB須股草太(3年)がトライ。逆転すると、終了間際の28分に敵陣10メートル付近から約40メートル、モールで押し込んだ。

FWを引っ張ってダメ押しのトライを生みだしたロック平井半次郎(3年)は、ハーフタイム中にコーチで兄の継之助氏に「もっといけ!」と言われ奮起。「1年間モールにこだわってやってきた。敵陣に入ったら勝負しようと思った」と、勝利をたぐり寄せた。幕末の「人斬り半次郎」こと中村半次郎から名付けられた薩摩隼人(はやと)が、勝利をたぐり寄せた。

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