池江璃花子(20=ルネサンス)が、今大会4冠に向けて最終日をスタートした。予選4組4レーンに登場して26秒36で同1着、全体の2位。午後の決勝に進出した。全体トップは26秒12の相馬あい(ミキハウス)。

50メートルバタフライは、2月の東京都オープンで、25秒77を出して優勝。昨年8月の復帰以降の「第2の水泳人生」で初Vを飾っている。しかも19年世界選手権決勝進出相当の好タイムで、今大会前には「50メートルバタフライは、優勝を目指しています」と宣言している。

今大会は100メートルのバタフライと自由形で2冠を達成。ともにリレー代表に内定した。9日の50メートル自由形で予選全体2位、準決勝同1位通過。この日は50メートルバタフライ予選→同決勝→50メートル自由形決勝と1日3本を泳ぐ流れになる。復帰後、1日3本は初めて。今大会は8日間で合計11レースとなるだけに、4冠に向けて、疲労度がかぎになる。

ただ池江は自信を見せている。9日には「最後はいい形で日本選手権を締められたらいい。勝ちをとりにいくだけかな」と話している。