NBAウィザーズの八村塁(23)が24日(日本時間25日)の練習後にオンラインで取材対応し、日本人として初めてプレーオフに出場した前日のセブンティシクサーズ戦を「レギュラーシーズンとはインテンシティーやフィジカリティーが違っていた。試合には負けたが、経験できて良かった」と振り返った。その初戦は12得点、5リバウンド。チームはレギュラーシーズン東地区1位の強敵に惜敗した。

同一の相手と最低でも4試合戦うプレーオフ。相手について研究する時間が増えることについて、「フィルムを細かく見て勉強していくということで、大学のときを思い出す」と話す。チームとして改めて対策を行ったようで、「次の試合に向けて楽しみ」。巻き返しに自信をのぞかせた。

コロナ禍での入場制限も米国では徐々に緩和され、初戦には約1万人のファンが詰めかけた。「1万人以上いたのではと思うぐらいだった。すごく楽しめた」。観客の前でプレーできる喜びを感じていた。

エンビードやハリスといった一流プレーヤーとの対戦が続いていく。初戦ではミスから相手にリズムを与えたと反省し、「オフェンスでもディフェンスでも大事なところを任されている。しっかりやっていきたい」と気持ちを入れ直した。

第2戦は26日(日本時間27日午前8時)、第1戦同様にフィラデルフィアで行われる。