2大会連続のオリンピック(五輪)出場を目指す坂本花織(21=シスメックス)が、今季国際大会初戦で首位発進した。

22年北京五輪の会場となる首都体育館で開幕したテスト大会で76・70点の高得点を記録。ダブルアクセル(2回転半)と3回転ルッツ、フリップ-トーループの2連続3回転ジャンプを全て決めた。3つのスピンとステップは全て最高のレベル4。ジャパン・オープン、近畿選手権に続く、3週連続の競技会で地力を示した。

「五輪らしい雰囲気を味わえて楽しかった。久しぶりにSPできっちりジャンプも跳べたので上出来だと思う。(会場は)昨日よりも滑りやすくて、日を重ねるごとにいい氷になっている。平昌の時はすごく緊張して、なかなか自分の演技ができなかった。(北京五輪会場を)1回経験できるのは大きい」

フリーは翌15日の日本時間午後4時20分から行われる。

この大会には9カ国・地域から32選手が参加。無観客かつ、選手や関係者と外部を隔離する「バブル」方式で本大会に備えて感染症対策などを試験している。