摂南大が大学王者との差を痛感した。

前半39分の失点までは0-0で試合を進めたが、最後まで無得点。16年リオデジャネイロ五輪で7人制日本代表を4位入賞に導いた瀬川智広監督(50)は「スクラムもやられたし、ブレークダウン(ボール争奪戦)もめくられている。BKも何もさせてもらえていない。彼らが身をもって理解したことを、明日から修正してくれると期待しています」と現状を分析した。

今季初戦となった第2節(3日)は関西学院大に勝利。自信を深めて臨んだ一戦だったが、フランカー隈元添太主将(4年=京都成章)は「摂南大学はアタッキングラグビー。今回は0点に抑えられた」と受け止めた。前半の最終盤まで無失点で試合を運んだが、瀬川監督も「守っていても勝てませんので。隈元が言ってくれたように、我々は点数を取れなかったのが大きい」とキッパリ。次戦は延期となっていた開幕節の京産大戦(24日、滋賀・布引グリーンスタジアム)となり、再び真価が問われる。【松本航】