開幕から、優勝候補の天理大、同大を倒していた近大は、京産大に敗れ初黒星を喫した。

天理大、同大“連破”の勢いはあった。だが、この日は、京産大自慢のフィジカルの強さに苦戦。FW中心の圧力に屈し、強みのBK展開を封じられた。

前半5分、相手反則から得たゴール左前のリスタートから、右に展開してゴール右にCTB中洲晴陽(4年=筑紫)が先制トライを奪った。だが、相手の圧力に次第に主導権を握られ、モールを押し込まれ逆転された。後半も相手の強烈なDFを崩せなかった。最後のBK展開で1トライ。4点差に詰め寄ったが、後半ロスタイム1分で4点差は大き過ぎた。

CTB福山竜斗主将(4年=天理)は「チャンスでハンドリングエラーがあったり、流れを持って来られず、自分たちのやりたいラグビーができなかった」と悔やんだ。