跳馬のスペシャリスト、米倉英信(24=徳洲会)が14・783点の高得点で予選を終えた。

違う技を跳ぶ2本の平均で競われる種目。1本目は自身の名前が付く「ヨネクラ」(伸身カサマツ2回半ひねり)の着地を右足を前に出す1歩に抑えて14・933点、2本目の「ヨー2」は14・633点とした。福岡県出身で地元凱旋(がいせん)ともなる舞台で、大きな拍手を受けた。

東京五輪代表選考では鉄棒の内村航平と最後まで個人枠の1枠を争った。初の世界選手権で、今度はその偉大な先輩とともに戦うことになった。「航平さんと今度は一緒に演技できる。僕が最初に跳馬で金メダルをとって、(鉄棒の)航平さんにいい流れでつなげたい」と期していた。