ロシア・フィギュアスケート連盟は22日、グランプリ(GP)シリーズ第2戦のスケートカナダ(29~31日、バンクーバー)に出場を予定していた選手の一部が出国できない状況にあると明らかにした。

代表選手団の出発を予定している24日を前に、現時点で数人にしかカナダのビザを発給されていないと発表。週明けの25日までもつれる可能性があるといい、入国ビザ付きのパスポートをまだ受け取っていない選手として、女子の世界記録保持者カミラ・ワリエワ、15年世界選手権優勝のエリザベータ・トゥクタミシェワ、19年GPファイナル王者のアリョーナ・コストルナヤ、男子のエフゲニー・セメネンコやアレクセイ・ミーシン・コーチらの名を挙げた。

同連盟によると、ビザは今月半ばに承認されており「この状況は完全に驚きだ」としている。

12月のGPファイナルにつながる、1人2試合のうち大事な1試合。ただ、まだまだ現段階では欠場が確定したわけではなく、今後も出場に向けて努力を継続すると約束。大会主催者や国際スケート連盟(ISU)などと協力し、フライトの日付やルート変更など状況を打開するための方法を模索していくという。